【ケアイストコラム Vol.05 前編】なりたい自分とは?―まず、自分の可能性を自分が信じること
「あなたは、どんな自分になりたいですか?」
そう聞かれたら、皆さんはどんな自分を思い浮かべるでしょうか。
仕事で成功している自分。
経済的に豊かになっている自分。
誰かの役に立っている自分。
いろいろな「なりたい自分」があると思います。
私自身もこれまで、たくさんのことを学び、挑戦してきました。
そして今も、
「これから私は何ができるんだろう」
「どこまでできるんだろう」
と考えることがあります。
もちろん、不安もあります。
新しいことに挑戦するとき、
「本当に私にできるのかな?」
と、弱気になることだってあります。
正直に言えば、
「協会の代表なのに、こんなことを思っていていいのかな」
「こんな自分を見せたら、どう思われるんだろう」
そんなふうに思うこともあります。
でも今回、「なりたい自分になる」をテーマにした講座の準備をする中で、改めて自分自身に問いかける機会がありました。
「私は、どんな自分でありたいんだろう?」
そこで出てきた答えは、とてもシンプルなものでした。
自分の可能性を信じるのは、まず自分
誰かが、
「あなたなら絶対できるよ」
と言ってくれたとしても、実際に行動するのは自分です。
誰かが私の人生を代わりに歩いてくれるわけでもありません。
だったら、まず私自身が、
「私には、まだ可能性がある」
そう信じてあげたいと思うのです。
できるかどうかは、やってみなければ分からない。
でも実際に、自分より先に挑戦して、実現している人がいる。
以前なら、そんな人を見て、
「すごいな」
「私とは違うから」
と思っていたこともあったかもしれません。
でも今は、
「この人にできたのなら、私にもできる可能性がある」
そんなふうに捉えたいと思っています。
まず、自分がやってみる
私は、人の可能性を応援したいと思っています。
でも、人を無理に変えることはできません。
何も行動しようとしていない人を、周りが無理やり動かすこともできません。
人生を変えるための一歩を踏み出すのは、やっぱりその人自身だからです。
だからこそ私は、
「やってみたい」
「変わりたい」
「一歩踏み出してみたい」
そう思っている人を応援したい。
これまで私自身が経験してきたこと。
身体について学んできたこと。
心について学んできたこと。
脳について学んできたこと。
うまくいったことだけでなく、迷ったことや失敗したことも含めて、私はこれまで多くのことを積み重ねてきました。その積み重ねを使って、その人の一歩を応援することはできると思っています。
応援される人になる前に、挑戦する人でありたい
そして、もう一つ思うことがあります。
誰かから応援してもらうことを待つのではなく、まず自分が動くこと。
自分の可能性を信じて挑戦している姿を見て、
「応援したい」
「一緒にやってみたい」
と思ってくれる人が、少しずつ現れるのではないでしょうか。
だから私は、完璧になってから進もうとは思いません。
不安があってもいい。
迷ってもいい。
弱気になる日があってもいい。
それでも、
「私はどうしたい?」
と自分に問いながら、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。
人生は、螺旋階段のようなものなのかもしれない
学び続けていると、もう迷わなくなる。
以前の私は、どこかでそんなふうに思っていたのかもしれません。
でも実際は違いました。
今でも、気持ちが落ち込むことがあります。
自信がなくなることもあります。
同じようなことで悩んで、
「またここに戻ってきた」
と思うこともあります。
でも最近は、人生って螺旋階段のようなものなのかもしれないと思うようになりました。
同じような出来事が起きても、以前とまったく同じ自分ではありません。
前に失敗したことを覚えている。
そこで学んだことがある。
少しだけ見える景色が変わっている。
だから、
「前はこうしたから、今回は少し違う選択をしてみよう」
と思える。
ぐるっと回って、同じ場所に戻ってきたように見えても、
実は少し高いところに上がっている。
それが、成長なのかもしれません。
人は、挑戦し続けている限り、落ち込むこともあると思います。
大切なのは、落ち込まないことではなく、
そこから、どう切り替えるか。
どう受け取り直すか。
次にどう進むか。
そのために、私は学び続けているのだと思います。
身体について学ぶことも、
心について学ぶことも、
脳の仕組みを知ることも、
すべては、人生をより良くするためのツールです。
一攫千金のように、一気に人生が変わることもあるのかもしれません。
でも私は、
一歩ずつ、確実に高みを目指していく人でありたい。
そう思っています。
―――
次回(後編)では、そんな私が今、「なりたい自分」として何を大切にしたいのか。そして、ケアイストとして大切にしたいことについてお話しします。

