自立したい女性へ|支配と依存の関係を知ることで“人生の舵”を取り戻す
(正しい自立とは②)
こんにちは。ケアイスト協会代表の竹下貴美です。
秋の夜空が澄み渡り、心が少し内側に向く季節になりましたね🌕
前回のコラムでは、「自立とは何か」という根本のテーマを掘り下げ、
- 自立と依存の本当の関係
- 幸せの“鍵”を自分の内側に戻す大切さ
についてお話ししました。
👉 第1回の記事はこちら → 自立したい女性へ|誤解されがちな「自立」と依存の本当の関係
今回はさらに一歩踏み込んで、
「支配」と「依存」の関係性、そして 小さな日々の実践 についてお伝えしていきます🌿
自立したい女性が見落としがちな「支配構造」

「支配」という言葉を聞くと、政治・経済・権力のような“大きな社会”をイメージする人も多いかもしれません。
けれど実は、支配構造はもっと身近なところに存在しています。
例えば、こんな気持ちを感じたことはありませんか?
- 親の期待に応えなければならない
- 上司の顔色を伺ってしまう
- 嫌われたくないから本音を飲み込む
これらはすべて、自分の意思よりも他人の価値観を優先してしまう状態です。
つまり、気づかないうちに「支配される構造」の中で生きているサインでもあります。
一見すると“普通”や“我慢”に見えるこの感覚の裏には、
「自分の人生の舵を、他人に預けてしまっている」という大きな落とし穴があるのです。
支配と依存は“表裏一体”
ここで大切な視点があります。
それは——
支配と依存は、必ずセットで存在するということです。
支配する人がいるのは、
支配されることを 無意識に許してしまっている人がいるから。
- 「自分で決めるのが怖い」
- 「自分の選択に自信がない」
こうした深い無意識の心理があると、
「誰かに決めてもらうほうが安心」という感覚が生まれ、
結果的に支配と依存の関係が成立してしまいます。
つまり、支配されている状態は、外側だけの問題ではなく、
自分の内側にも“許してしまっている部分”があるということなのです。
人生の舵を取り戻す鍵は「精神的自立」

この構造から抜け出すために必要なのは、
相手を変えることでも、環境を劇的に変えることでもありません。
大切なのは、
🌿 自分の内側に軸を戻すこと=精神的自立 です。
精神的自立とは、
何か大きな挑戦を一気にやり遂げることではなく、
日々の小さな選択を「自分基準」に戻していくこと から始まります。
自立への第一歩は「小さな実践」から

たとえば、今日からできるのはこんなこと👇
- 何かを決めるとき、「私はどう感じている?」と自分の心に問いかける
- 誰かに相談する前に、一度ノートに自分の気持ちを書き出してみる
- 食事・情報・人間関係など、日常の小さな選択を“自分の意志”で決める
一見些細に見えるこれらの積み重ねが、
「私は自分を信じて選んでいい」という感覚を育てていきます。
その感覚こそが、支配と依存の関係から抜け出す第一歩です✨
意識が変わると、見える世界も変わる
精神的な軸が戻ってくると、
今まで「当たり前」だと思っていた日常に、少しずつ違和感や気づきが現れます。
- 無理をしていた人間関係
- 相手の期待を優先してきた選択
- 本音を押し殺してきた自分
これらが少しずつ浮かび上がり、「本当の自分」の輪郭が見え始めるのです。
このプロセスは時に勇気が必要ですが、それ以上に大きな自由と安心感をもたらしてくれます。
あなたへの問いかけ
今日、あなたができる「自分の気持ちを基準にした小さな一歩」はなんでしょうか?
その一歩が、あなた自身の人生の舵を取り戻す大切なきっかけになります🌿
👉 次回(最終回)は、いよいよ「精神的自立から経済的自立へ」。
ケアイスト協会の活動テーマ「精・経・立・女」に込めた想いと、これからの女性の新しい生き方をお話しします✨