自宅サロンのAI活用|初心者でも回答が変わる「2つの準備」
こんにちは、藤川ゆかりです。
最近、Instagramを見ていて気になることがあります。個人サロンの投稿に、AIで作ったような、似たような画像があふれているんです。
先日、小学2年生の娘と夏祭りに行ったときのこと。かき氷屋台のメニューを見た娘が、「これ、AI画像だ〜!」と言ったんです。
黙っとけい!と思いましたが・・・
「どうして分かったの?」と聞くと、答えはひと言。「全部同じだから」。
小学2年生でも、AIが作ったものは見抜いてしまいます。毎日たくさんの投稿を見ている大人のお客様なら、なおさらですよね。
個人サロンにお客様が求めているのは、きれいに整った「どこかで見たもの」ではありません。あなたらしさです。
これは画像だけの話ではなく、AIに書いてもらう文章も同じです。何の準備もせずにお願いすると、AIは「全部同じ」ような文章を返してきます。
私自身、熊本・阿蘇でフットケアサロンを営みながら、毎日AIに仕事を手伝ってもらっています。今日は、AIが苦手な方でもあなたらしい答えを引き出せる3つのステップをお伝えします。難しい操作や専門用語は使いませんので、安心して読み勧めてくださいね。
まず知っておきたい:自宅サロンのAI活用で一番大事なこと
AIから良い答えを引き出すコツは、上手な指示を考えることではありません。
AIの答えを変えるのは「言葉の工夫」ではなく「渡した情報」です。
AIは、あなたのサロンのことを何も知りません。渡された情報の中から「一番ありそうな答え」を組み立てているだけです。だから情報が少ないと、どこのサロンでも使える答え、つまり「全部同じ」答えになってしまうんです。
AIのことは、「とても優秀だけど、察してはくれない新人スタッフ」だと思ってください。新人さんに仕事を頼むときは、事情を説明しすよね。AIにも同じように説明してあげればいいんです。
用意するのは、たった2つ。「役割」と「背景」です。
ステップ1:AIに「役割」を渡す
一文でOK。書き方の例
役割とは、AIに「誰として」答えてほしいかを伝えることです。
- 「あなたは〇〇サロンのオーナーの右腕です」
- 「あなたはサロンのSNS担当スタッフです」
一文書くだけで、AIの答えの視点がぐっと定まります。
ステップ2:AIに「背景」を渡す
書いておきたい4つのこと
背景とは、お客様とサロンの事情のことです。書いておくと効果が大きいのは、この4つです。
- サロンの業態(例:自宅サロン、アロマと整体)
- 来てほしいお客様像(例:30〜50代、仕事と家庭で疲れている女性)
- サロンの雰囲気・言葉づかい(例:やさしく、押しつけない)
- 今回の目的(例:初回のお礼、次回予約につなげたい)
ここに書いたことが、そのまま「あなたらしさ」の材料になります。
土台になるのは「コンセプト」と「提供する価値」
ただし、ひとつ大切なことがあります。背景に書く内容の土台になるのは、サロンのコンセプトとお客様に提供する価値です。
- 誰の、どんなお悩みを解決するサロンなのか
- お客様は、ここに来ると何を得られるのか
ここがぼんやりしたままでは、AIにどれだけ情報を渡しても、誰にも届かない、刺さらない文章しかできません。
AIが得意なのは、あなたの中にある答えを言葉にすること。答えそのものを決めるのは、オーナーであるあなたです。
きれいな文章でなくていい理由
背景は、箇条書きのメモで十分です。AIは、文章のうまさではなく中身を読み取ります。「ちゃんと書かなきゃ」と構えなくて大丈夫ですよ。
ステップ3:「お願い」は明確に、誰が読んでも同じ意味で伝える
役割と背景を渡したら、最後にやってほしいこと(指示)を伝えます。ここで大切なのは、曖昧な言葉を使わないことです。
「わかりやすく」「短く」といった言葉は、人によって受け取り方が違います。AIも同じで、どのくらいが「わかりやすい」のか、どこまでが「短い」のかは分かりません。
曖昧な指示と明確な指示
| ×曖昧な指示 | ◯明確な指示 |
|---|---|
| わかりやすく | 中学生にもわかるように |
| 短く | 300字以内で |
| やさしい雰囲気で | 敬語で、絵文字は1つまで |
| いい感じに締めて | 最後に次回予約のご案内を一文入れて |
ポイントは、誰が読んでも同じ意味に受け取れるかどうかです。凝った言い回しは必要ありません。数字や具体的な基準で伝えるのがコツです。
Before/Afterで比べてみると
同じお願いを、2通りの書き方でしてみました。(お客様・サロンの設定は架空のものです)
Before:お願いだけを書いた場合
お客様へのお礼メッセージを書いてください。
返ってくる答えのイメージ:
本日はご来店いただき、誠にありがとうございました。
またのお越しを心よりお待ちしております。
丁寧ではありますが、どこのお店が送っても同じですよね。
After:役割・背景を足して、お願いを明確にした場合
【役割】
あなたは自宅サロンを経営するオーナーの右腕として動くアシスタントです。【背景】
・お客様:40代女性、初回来店
・来店理由:肩こりと冷えの悩み
・当日の施術:アロマトリートメント60分
・次回提案したいメニュー:フェイシャルケア
・サロンのトーン:親しみやすく、でも馴れ馴れしすぎない【指示】
初めてご来店いただいたお礼として、LINEで送るメッセージを書いてください。
200字以内で、最後に次回のご提案を押しつけにならないよう一文だけ入れてください。
返ってくる答えのイメージ:
〇〇様、本日は初めてのご来店ありがとうございました。
肩のこわばりが、少しでもゆるんでいたら嬉しいです。
冷えが気になるときは、お風呂上がりに首元を温めるのもおすすめですよ。
次回は、お顔のむくみケアもご一緒にいかがでしょうか。
またお会いできるのを楽しみにしています。
初めての方への気づかい、お悩みへのひと言、LINEで読みやすい長さ、押しつけにならない次回のご提案まで、すべて入っています。変えたのは、「役割」と「背景」を足したことと、お願いを明確にしたことだけです。
もっとラクに:設定を保存して「専属スタッフ」にする
「毎回これを書くのは大変…」という方も、安心してください。多くのAIには、役割と背景を保存しておける機能があります。
- ChatGPT・Claude:「プロジェクト」
- Gemini:「Gem(ジェム)」
一度「サロン用」を作っておけば、あとは、お願いを明確に書くだけです。AIの中に、あなたのサロンを分かってくれている専属スタッフがいるイメージです。
※機能の名称や使えるプランは変わることがあります。お使いのAIの最新情報をご確認ください。
すぐ使えるひな形
【役割】
あなたは(サロン名)のオーナーの右腕として動くアシスタントです。【背景】
・サロンの業態:
・来てほしいお客様:
・サロンの雰囲気・言葉づかい:
・今回の目的:【指示】
(やってほしいことを、数字や具体的な基準を入れて)
まとめ:今日やることは、お礼メッセージ1通だけ
- ステップ1:AIに「役割」を渡す
- ステップ2:AIに「背景」を渡す
- ステップ3:お願いは数字や基準を入れて明確に
AIは、準備なしで使うと「全部同じ」になります。でも、あなたの事情を渡してあげれば、あなたらしさを引き出す右腕になってくれます。
そして、その「あなたらしさ」の根っこにあるのが、コンセプトと提供する価値です。AIは便利な道具ですが、何を伝えるかまでは決めてくれません。
写真や画像も、AIに頼りすぎず、実際のサロンとあなた自身で。お客様が見ているのは、「整ったもの」ではなく「あなた」です。
お客様が求めているのは、ネットやAIで調べられる一般論ではなく「私だけの答え」です。
まずは今日、お礼メッセージを1通だけ、ひな形を使ってAIに頼んでみてください。
「背景を書こうとしたら、手が止まってしまった…」という方は、サロンのコンセプトや提供する価値が、まだ言葉になっていないサインかもしれません。コンセプトをがっちり固めたい方には、個別コンサルティングをおすすめしています。「誰に、何を届けるサロンなのか」を一緒に整理し、AIにもお客様にも伝わる、あなたのサロンの軸をつくります。
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熊本県宇城市松合町にて
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この記事を書いたのは
藤川ゆかり
yukari fujikawa
熊本県熊本市と阿蘇市の2拠点でフットケアサロンを経営。
既存顧客様のご要望にお応える形でリンパケアをメニュー化しました
2020年の開業以来、集客・マーケティングはほぼ自力で行ってきました
様々なトライアンドエラーを経験した私が、ケアイスト協会の皆様に集客のヒントをお伝えしていきます!
ダ・ヴィンチのあしの詳細は【こちら】



